オーナートリマー原口の弊社&ペット業界に対する思い

2018年1月より個人事業から、

株式会社リーデレカーネに、法人化いたしました。

2010年に長年勤めたペットショップを辞めて独立し、

4畳程度の一部屋で一人で始めました。

徐々にトリマーさんも増え、正社員もおります。

 

ペット業界には20年以上いますが、

昔からトリマーの雇用条件は悪く、

求人を出しても、新卒しか集まらない。

その新卒採用者も3年以上勤められる方は、

非常に少ないです。

その上、人手不足も重なり専門学校も減り、

最近では、新卒ですら集まらない状況になってきています。

また、女性の多い職業なので、長く勤めていた方でも、

結婚、出産により続けたくても続けられないこともあります。

私自身が独立するまで長く雇用される立場におり、

その間に結婚、出産をし、様々な思いをしました。

トリマーは技術と経験と知識が必要な職人です。

やる気のあるトリマーさんが長く勤められる店が、

飼い主さんが安心してわんこを預けられる、

良いお店だと考えています。

その為に雇用条件を出来る限り良くし、福利厚生を充実させ、

従業員が安心して長く働いてもらえるよう、

法人化することに踏み切りました。

 

冒頭で昔から雇用条件が悪いと言いましたが、

なぜ悪いのでしょうか。

それはトリミング料金と作業量が合っていないことにあります。

よく人間の床屋さんと比較され、トリミングは高いと言われますが、

トリミングは爪切り、耳掃除、バリカン、シャンプー、ブロー、

カットの全身の施術になり時間もかなりかかります。

当店の料金で、プードルのトリミングが7千円で2時間かかるとして

(これでも2017年にお客様のご理解の基、値上げさせて頂きました)

10分につき約580円。人間の床屋さんが10分カット1000円。

比較してみると、差は大きいです。

そのしわ寄せがトリマーの雇用条件に反映されているのです。

 

このままいくと、

トリミング業界が衰退してしまうのではないかと思います。

トリマーは大変ですがわんこに癒され、

飼い主さんにありがとうを言われる、

とてもやりがいのある仕事です。

なにを隠そう若かりし頃、

1度ペット業界を離れたことがありました。

他の仕事ではなかなか味わえない、

濃いお客様との繋がりが恋しくなり、

私はペット業界に戻りました。

若いこれからを担うトリマーさん達にも、

この仕事の素晴らしさに気づいてもらいたいです。

私たちが相手にしているのは感情があるけれど、

話せない生き物です。

だから、機械やAIでは替わることができない、

汲み取る力のある人間の労働力が必要なのです。

これからも人手不足は加速していきますが、

暗くなっていても仕方ないので、

わんこ&飼い主様&トリマーが楽しく暮らしていけるように、

今後とも日々、孤軍奮闘していきたいと思います。

代表取締役 原口 八恵子